ネットショッピングでキッチン用品・調理器具を買う時のポイント

キッチン用品

ネットショッピングの画面を眺めていると、海外のブランド製のおしゃれな鍋や、便利そうなアイデア調理グッズなどが次々と目に飛び込んできて、見ているだけで料理へのモチベーションが上がってくるものです。専門店に行かなければ手に入らないようなプロ仕様の道具も、通販なら手軽に購入することができます。しかし、実際に手元に届いてキッチンに置いてみると、サイズが大きすぎて邪魔になったり、予想以上に重くて洗うのが億劫になったりと、イメージとのギャップに悩まされることも少なくありません。毎日使う道具だからこそ、ほんの少しの使いにくさが日々のストレスになってしまいます。そこで今回は、ネットショッピングでキッチン用品や調理器具を購入する際に、失敗せずに長く愛用できるアイテムを選ぶためのポイントについて詳しく解説していきます。

熱源の対応状況とサイズ選びの落とし穴

キッチン用品をネットで購入する際に、最も基本的でありながら見落としがちなのが熱源の確認です。デザインが気に入って購入したフライパンが、いざ使おうとしたら自宅のIHクッキングヒーターに対応していなかったという失敗は意外と多くあります。商品ページには必ず対応熱源が記載されていますので、IH対応なのか、それともガス火専用なのかを確実にチェックする必要があります。また、IH対応の鍋であっても、底の直径が小さすぎるものはヒーターが反応しない場合があるため、自宅の設備の仕様と照らし合わせることが大切です。

サイズ選びに関しても、単純に鍋の直径だけを見て判断するのは危険です。例えば同じ24センチのフライパンでも、深さがあるタイプと浅いタイプでは調理できる量や用途が大きく異なります。煮込み料理や汁物も作りたい場合は深さが必要になりますし、収納場所の高さ制限にも関わってきます。さらに、取っ手の長さも重要なチェックポイントです。取っ手が長すぎると、調理中に体が当たってしまったり、狭いキッチンでは取り回しが悪くなったりすることがあります。商品ページにある詳細な寸法図を確認し、今使っている使いやすい道具のサイズと比較してみることで、具体的な使用感をイメージすることができるでしょう。

画面越しには分からない重さと素材の特徴を知る

ネットショッピングの画像だけではどうしても伝わらないのが、道具の重さです。特に鋳物ホーロー鍋や多層構造のステンレス鍋、鉄のフライパンなどは、想像しているよりもはるかに重いことがよくあります。重厚な鍋は熱伝導や保温性に優れており料理を美味しく仕上げてくれますが、水を入れたり食材を入れたりした状態ではさらに重くなるため、日常的に使うには体力が必要です。片手で振る必要のあるフライパンなどの場合、一般的に1キログラムを超えると女性や高齢の方には扱いづらいと言われています。購入前には必ずスペック表にある重量の数値を確認し、自宅にあるペットボトルなどで重さをシミュレーションしてみることをお勧めします。

また、素材ごとの特性やお手入れの方法を理解しておくことも、失敗を防ぐためには欠かせません。鉄製のフライパンは耐久性が高く一生ものと言われますが、錆びさせないためのメンテナンスが必要ですし、セラミック製の鍋は白くて美しい反面、急激な温度変化に弱いという特徴があります。テフロン加工などのコーティング系は食材がくっつかず手入れが楽ですが、数年で買い替えが必要になる消耗品という側面もあります。見た目のデザインだけで選ぶのではなく、自分の料理スタイルや、洗い物や手入れにどれくらい時間をかけられるかというライフスタイルに合わせて、最適な素材を選ぶ視点を持つことが大切です。

収納場所の確保とセット購入時の注意点

新しい調理器具を購入する際は、それらをどこに収納するかもしっかりと考えておく必要があります。特にネット通販では、大小様々な鍋やフライパンがセットになった商品がお得な価格で販売されており、ついついセット買いをしたくなります。しかし、届いた大きなダンボールを開けてみて、収納スペースに入りきらないという事態になっては困ります。シンク下や吊り戸棚のスペースを計測し、取っ手を含めたサイズでも問題なく収まるかを確認しましょう。収納スペースが限られている場合は、取っ手が着脱できるタイプや、きれいに重ねて収納できるスタッキング可能な商品を選ぶのが賢い選択です。

セット商品を購入する場合は、その中身が本当に自分にとって必要なサイズ構成かどうかも冷静に見極める必要があります。例えば、一人暮らしや少人数の家庭であれば、大きな中華鍋や寸胴鍋が含まれているセットは持て余してしまうかもしれません。逆によく使うサイズのフライパンが一つしかないと、調理の効率が悪くなることもあります。セット価格の安さに惹かれて不要なものまで抱え込んでしまうよりも、割高に見えても自分が必要とするサイズや種類のものを単品で揃えていく方が、結果的にはキッチンのスペースを無駄にせず、満足度の高い買い物になることが多いのです。長く使う相棒となる道具ですから、収納まで含めたトータルな使い勝手を考えて選んでみてください。